「SIMふくしま2030」行政職員に混じって体験しました! | 福島県在住ライターが綴る あんなこと こんなこと

「SIMふくしま2030」行政職員に混じって体験しました!

「一般市民の参加も可能ですか?」と尋ねたところ

「いいですよ~」と言われたので

 

行政職員有志の勉強会「東北OM」が主催する

「SIMふくしま2030」に参加しました。

 

「SIM2030」というのは

体験者が架空の自治体の幹部職員になって、

2030年の近未来の行政を5年ごとに区切り

限られた予算内で、いかに幸せな街を作っていくかを

ゲーム形式で体験していくもので

「対話型自治体経営シミュレーションゲーム」

と呼ばれているそうです。

 

今回は熊本で開発された

「SIM熊本」の内容をなぞりながら

「SIM福島」を経験しました。

 

架空都市F市の概要と地図が書かれた

情報を読み込み

 ・総務・財政局長

 ・保険福祉局長

 ・経済・環境局長

 ・土木・建設局長

 ・文化・子供・スポーツ局長

 ・農林・水産局長

の6名が、

5年ごとのテーマと社会的課題によって

手持ちカード(事業)の継続や廃止を決めます。

 

会議は対話形式で行われ

期ごとの方針が決まったら

市議会にはかり承認を得ます。

 

その際に担当局長は

説明責任を果たさなければなりません。

 

…という具合に、実際の行政の運営にそった

ゲームです。私以外はみな、行政職員だったので

日々の業務の四方山話も出てきたりして

そこは一市民として興味深く聞きました。

 

まずはデモンストレーションから

 

配られたカード(事業)たち

 

 

●1ラウンド目(2016年~2020年)

 

●2ラウンド目(2021年~2025年)

 

●最終ラウンド(2026年~2030年)

 

最終的に目指すのは「自分たちが住みたい自治体」

ですが、果たして理想に近づいたのかどうか。

 

地方債をなるべく使わないようにと

無難な方向に話を進めたので

結果も無難になったように思いました。

 

また帰宅後に思ったのは、

10年後の社会を創造することの大切さと難しさです。

私個人の体験でいうと、ゲーム本番は自分たちの

経験値で進めていったので、施策案も経験値の中でしか思い浮かばなかったように思います。

 

想像力の大切さを痛感したゲームでもありました。