NHKスペシャル「駅の子の闘い~語り始めた戦争孤児~」を見ました
終戦記念日がちかづくと
戦争の記憶を流す番組、新聞報道が増えます。
今や語り部は80歳代、90歳代の方々。
老いてなお、幼き日の悲惨な思い出を
語ってくださることに頭がさがる思いです。
ゆうべは「駅の子の闘い~語り始めた戦争孤児~」
を見ました。
戦後まもない頃、上野駅の地下道には
戦争孤児であふれていたそうです。
当時を映像でよみがえらせる
ことができるのがテレビの特権。
私の父と同世代の女性お一人、
男性お二人が重い口を開いてくださいました。
原発災害をうけた記憶を次世代に残そうと、
私は今、自分史を広げる活動をしていますが
この時期、目の前にする戦争体験談に
くらくらする思いです。
あの悲惨な体験はできれば見たくない、
聞きたくない。けれど伝えないと人は
また同じ過ちを犯すでしょう。
「戦争孤児の闘い」に登場された方は3名。
あのNHKでさえ、たった3名の方しか
登場させられないことに、思い出の厳しさを感じます。
もちろん厳しい記憶を残すことだけが
自分史ではありません。
それ以上に自分史の楽しさ、
自分史を綴ることで
胸の中にあふれてくる先祖への感謝
親兄弟への思い。
周りの人々との交流を思い出すことで
気持ちが豊かになるという効果もあります。
そんなことも体験していただきながら、
次世代に震災の記憶を残していけたらと。
改めて思う8月です。