涙したNHKファミリーヒストリー
27日夜に放映された「ファミリーヒストリー」は
落語家 春風亭昇太さんの回でした。
まじめな技術者だった昇太さんの亡き父が
イラストを交えながら、
びっしり書かれた自分史の紹介のあと
前半は昇太さんの父方の歴史を
後半は母方の歴史を紹介していました。
その画像を見る昇太さんは
「ポイント、ポイントが今の自分の活動につながる」と
感想をもらしながらもどこか嬉しそう。
驚いたのは、全編を放映した後に
なぜ父が自分史を書いたのか。書くために親戚を歩き回ったのか。
その理由。
落語家の道に入り、順調に出世している息子を見て
「いつか息子が偉くなったときに、
自分のルーツをたどりたくなるだろう。
そのためにも正確な歴史を残しておこう」と思ったとか。
自分史には「自慢史」と呼ばれる側面もあり
手柄話を書き残したくなる人もいらっしゃぃます。
その中で、謙虚にまじめに生きてこられたお父様の人生と
その言葉語録も素晴らしいのですが、まさか、まさか!の結幕でした。
昇太さんも涙。見ている私も涙。
涙と共に自分史本来の意義を、思いを
こんなによく表している回はないなあと感動しました。